ナンシー レーガンの占星術、ジョアン・キグリー
ナンシーレーガンはホロスコープを作り、占星術でアメリカの国政を決めていたと言われています。
ナンシーレーガンが頼りにしていたのがジョアン・キグリーという有名な占い師、占星術師です。
アマゾンでは、この占い師の著作が販売されていたりもします。
ジョアン・キグリーに影響を受けていたナンシーレーガンは夫である、アメリカ大統領のロナルド・レーガンの政治日程を決めていたと言われています。
アメリカは大統領の就任式に聖書に手を置いて宣誓する宗教国家ですから、こうしたオカルトな出来事があっても不思議ではないような気もしますが。
それでも、このことが明らかになったときは、大変なスキャンダルのように扱われました。
しかし、日本の政治家でもお抱えの占い師を抱えている人は珍しくありません。
既に故人ですが、藤田小女姫さんは、こうした政治家や企業経営者御用達の占い師だったと言われています。
ちなみに藤田小女姫さんのクライアントには岸信介、福田赳夫、松下幸之助、小佐野賢治などの名前があがっています。
古来より、誰にも相談できない、下のものに弱みを見せることが出来ない人たちは、こうした占い師に悩みを相談してきたものです。
日本でも安倍晋三は慧光塾の霊視に頼っていたと言われています。
神立(かんだつ)の水を愛飲していると週刊誌に書かれました。
俯瞰してみると、世界中の国々で占い師が国政を動かしているという事態が水面下で進んでいるのかもしれません。
この占い師が当たる占い師ならば良いのですが、ハズレの占い師であった場合、その国の国民はひどい目に合うことになるのではないでしょうか?
占い師にハマる経営者の場合、従業員と家族の運命が左右されるわけですから、少し怖い気もしないではありません。
有名人の占星術愛好家
上記より転載 p267
有名人には占星術の熱心な愛好家も多い。
その名前をただ並べていくだけで、電話帳くらいの本が出来る。
元大統領のグローバー・クリーブランドは、よく占星術師に助言を求めていた。
JPモルガンもそうだった。またニューヨーク証券取引所の歴代理事長の中にも占星術師のお世話になっている人はいた。
ジェイコブ・スタウトとシーモア・クロムウェルの二人がそうだ。
鉄道王と呼ばれていたコーネリアス(コモドール)ヴァンダービルトは、占星術師だけでなく霊媒師の助けも借りていた。
呼び出した霊に、将来のことを相談していたのだ。
成功者に迷信深い人が多いというのは、明白な事実のようである。
このことは、少なくとも二通りに解釈できる。
まず一つは、占星術や降霊術には本当に人を幸福にする効力がある、という解釈である。
現に成功者の多くが利用しているという事実が、効力を示す証拠として挙げられることも多い。
「JPモルガンに効いたのだから、ほかの人にも効くはず」というわけだ。
もう一つの解釈は、占星術や降霊術自体に効力があるとは考えないが、先の見えない恐怖、不安から決断ができないときに一歩を踏み出す手助けをしてくれている、というものだ。
自分の背中を押すための道具としてちょうどいい、というわけである。
決断を下さなくてはならないけれど、判断をするための情報が不足していて不安なとき、占星術師などが親身になって話を聞いてくれ、いちおうの助言をしてくれるだけでも力になる。
考え込むだけで動けない状態を抜け出せることがあるのだ。
集められるだけの情報を集めたけれど、それでも十分でないために、迷信に頼るという方法もあり得る。
状況を改善するには前に進むしかないというとき、迷信は勇気を奮い起こす助けとなってくれるかもしれない。
そう考えると,運が良い人の多くが迷信に頼っているという現象は、簡単に説明できる。
本人はそうと意識していないかもしれないが、彼らは、自分に一歩を踏み出させるための助けとして迷信を利用しているのだ。
迷信によって決断力を高めていると言ってもいい。