不釣り合いなカップル。恋愛は容姿の釣り合いが!

管理人のヒロです。今回は東京のナオさんの体験談を紹介させていただきます。

彼と私は同期で年齢も同じ24歳でした。彼は営業職で私は事務職です。
私たちの会社は、営業と事務が数人ずつ組んで仕事をしていました。一つのフロアーに10グループ程のチームで仕事をします。
彼は社内でも目立つイケメンでその頃売り出し中の俳優Sさんに似ていました。方や私は目立つのが苦手でイケメン男性と話すのも苦手な地味な性格の女です。
 

入社した頃からこのフロアーの上司、青山部長にお茶を入れるのが私の係りのようになっていました。
朝会が終わると急いで給湯室に行き青山部長のお茶を入れて班の仕事に就きました。この日もいつも通り給湯室でお茶を入れていました。
そこに彼が入って来て何も言わずに何かを探しているようでした。すぐに彼は給湯室から出ていきました。翌日もお茶を入れていると彼が来ました。
 給湯室で彼が「何で毎朝、青山部長にお茶入れてるの」と私に聞きました。
「どうして毎朝入れることになったか覚えてないんだけど入れてますね」と言うと「青山部長とキミが出来てるんじゃないかって噂してる奴がいるよ」と彼が言いました。
驚いた私は「もし、そうならお茶なんか入れませんよ」と言うと彼は「マッ、そうだね」と言って給湯室から出ていきました。
 翌日も朝給湯室でお茶を入れていると彼が「映画見に行かない」と私を誘ってくれました。
私は見たい映画だったので「行きたい」と即答してしまいました。「HERO」です。

すぐに「私が行っていいの」と聞きました。「他の子にも声掛けたんだけど用があるって」と彼が言いました。
私はそれを聞いてやっぱりなと少し心に傷がついたような寂しい気持ちになりました。
 待ち合わせの新宿駅前に行くと彼はもう来ていました。背が高く見栄えのする彼は男性ファッション誌から抜け出てきたようでした。
私はと言うと・・冴えたところは一つもなく、彼と私が一緒に歩いているとすれ違う女性が振り返りました。映画を見た後カフェでお茶をしました。一緒に映画を見るのも不可思議なのに一緒にカフェでお茶をしていることが信じられませんでした。
 翌日彼は他の女性社員と談笑をしていました。昨日一緒に映画を見たことが夢のようでした。
「マッ、そんなもんです」と私は彼を横目に仕事をしていました。給湯室でお茶を入れていると彼が来ました。

今日仕事が終わったら昨日のカフェで待っているというのです。
カフェに行くと彼はいませんでした。10分ほど待ちましたが来ないので「聞き間違いか」と帰ろうとしました。そこに彼が来ました。
聞き間違いではなかったのです。それだけではありません。そこで彼に「付き合って欲しい」と交際を申し込まれたのです。
私は予想もしていなかったことに返事も出来ませんでした。彼に「ホント?」と聞きました。
「鈍くさいのもいい加減にしなさいね」と彼に言われ私は信じられないまま彼とお付き合いをすることになりました。
 私はいつまで経っても劣等感の固まりです。
彼はいつもイジケテイル私に呆れ最終的に暴言を言い喧嘩になりました。
私はイケメンの彼と一緒にいるときの周囲の目が気になって仕方なかったのです。
酷いときは「彼氏カッコイイのに連れの女ダサッ」と聞こえよがしに言われたことがあるほどです。

そんなことが積み重なり喧嘩別れをしてしまいました。
 1年経ち彼のことも思い出になりそうな頃「彼は私のどこを気に入ってくれていたのかな」と考えていました。
それだけでも聞いてみればよかったと思いました。彼からメールが届きました。
あのカフェで待っていると。私は彼にはもう新しい彼女が出来ているだろうと思いながらカフェに行きました。
彼は相変わらずイケメンで私は彼を見て泣き出してしまいました。
慌てた彼とお店の外に出ました。彼から「もう一度やり直そう」と言われ私はまた大泣きしてしまいました。
私はその場で「私のどこがいいの?」と彼に聞きました。「どこって」と彼は答えに困っていました。
 それから2年後彼に病気が見付かりました。癌でした。
私はもっと素直に彼と付き合えば良かったと後悔もし懐かしく思い出しています。

⇒彼氏の気持ちを占いで知る

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