管理人のヒロです。今回は大分県のテツヤさんの体験談を紹介させていただきます。
現在、31歳の社会人男性です。
私は以前付き合っていた女性と幾度となく別れたり復縁をしたりという事を繰り返した経験があります。
その女性との出会いはSNSの趣味のサークルがきっかけでした。かれこれ9年程前(22歳)の話になるのですが、当時私はスノーボードを趣味としていて、とあるSNS内のサークル(市内の方限定)に所属していました。仕事は求職中で3ヶ月くらいニートをしていた時期でしたので、とにかく自由奔放に遊び回っていました。
スノーボードサークルの仲間とは何度か会って飲みにいったりもしていました。
私がサークルに参加して2ヶ月くらいが経過した頃、同じ街に住む女性がサークルに参加してきました。
話を聞いていくと、2つ上の介護の仕事をしているスノーボード初心者の女性でした。
丁度その時期に近々また飲み会をしようという話になっていたので、その女性も誘いみんなで飲もうという話になりました。
そして約束の日。予約を取っていた居酒屋の前に私は約束の30分前に到着しました(ニートですのでとにかく暇だったのです)。
到着して10分くらい経過した頃、長髪のスラリとした綺麗な女性が現れました。居酒屋の看板を眺め、少し離れたところでぼんやりと携帯を眺めていました。
『..あの子が新しく参加した子かな?なわけないか』とSNSのサークルへ自分の到着の報告をしたところ『私も到着しました!この場所で良かったですよね?』と新入生。
すぐさまその子の元へかけより『あのー、スノボーの..』と声をかけると『あ!そうです!はじめまして!』と女性。
とても笑顔の素晴らしい女の子でした。
素直に『おっしゃ!可愛い!』
そう思いました。
その晩はみんなで楽しく飲み、次の日が日曜日だったのでみんな仕事が休みということでカラオケに言ってワイワイして帰る事にしました。
この女性とは比較的家が近く、一緒のタクシーで帰ろうという話になりました。車中でうるさいくらいに楽しく喋り、家の近くにタクシーが止まり支払いを済ました後にその女の子と連絡先を交換しました。
その日からサークル以外でも連絡を頻繁に取る様になり、二人で遠くへドライブにいくことになりました。
初めてのデートで遠出となると話が尽きたり、遠慮してしまったりしがちですが、何故か気を使わずに喋る事ができ、絶え間なくスノーボードの事や、趣味の事について延々と喋りました。
ここまで喋ったのに、何故か相手は全く仕事の事を聞いてこず、帰り道の途中でようやくその話題がでました。
『そう言えば仕事は何をしてるの?』と聞かれ『実はかれこれ3ヶ月求職中で..』と答えると急に楽しかった雰囲気が一変し、彼女は私にこう言い放ちました。
『へっ?3ヶ月も仕事してないの?ダメ人間だねっ』
少しイラっとしましたが、言われていることは事実。現実を突きつけられ、撃沈。
そこから彼女への好意が無くなるかと思いきや『絶対に就職して付き合ってやる』と燃え上がりました。
翌日から毎日ハローワークの相談窓口に入り浸りガッツリ相談をし、自分にあった仕事を見つける事ができ面接までこじつけ、見事二週間で仕事に就くことができました。
その報告を彼女にすると、良かったねと食事でお祝いをしてくれる事になりました。
その食事が終わり、帰り道の途中で夜景の綺麗な公園へ連れていき、告白しました。
人をダメ人間扱いしていながらも、すんなりOKをくれました。ダメ元での告白でしたが、あまりのあっけなさに驚いてしまいました。
二人の関係はこんな感じでスタートしました。
冬は二人でスノーボードに行き、オフシーズンはスケートボードをしたり、デートをしたり、どんな場所でも楽しめる二人だったと思います。
そこから付き合い始めて一年程で同棲を始め、更に一年間経過した頃、お互いの環境の違いや性格の不一致がどんどん見える様になりあれほど仲が良かったのに大喧嘩をして別れる事になりました。
やはり相手は何だかんだで年上。年下である私を見下して干渉するところが私は気に入りませんでした。
しかし、本当に何もなければとても気が合う彼女。楽しかった日々が沢山思い出され、二人で良くいった公園やコンビニですらも行く事が辛くなりました。なんとか新しい出会いを探そうともしましたが、やはり彼女を忘れることはできませんでした。
別れて2ヶ月経過した頃、やはり離ればなれになるのは辛いなと思い、私の方から連絡をしました。よく二人でいった公園で合うことになり、私のほうから復縁を求めたところ彼女も『私の口が悪い事がストレスを与えていたようだね』と同じ様に復縁を求められました。
それからしばらくは仲良しでもまた同じような事で喧嘩をしては別れ、復縁を繰り返し、共通して起こる二人の問題は解決しないまま最後のお別れをしました。
それ以来二人は一切連絡を取ることもなくなり、その一年後に私は現在の妻と出会い子どもを授かりました。
現在は、笑顔の素敵な妻と笑顔の素敵な子どもと三人で笑顔の絶えない幸せな日々を送っています。