認知症の親がケーブルテレビ業者に騙された
帰宅すると2階の部屋に見慣れないルーターが2つ増えていた。
見知らぬ誰かが、私の部屋に勝手に入ったらしい。
父親に訊くと「ケーブルテレビの光電話と契約して、今日、工事だった」という。
幸い、物色されたものは無いようだった。
友人に聞いた話では、こうした工事スタッフに中国人がいると時計など金目のものを盗まれることが多いという。
ちなみに、窃盗が発覚した中国人は外国人研修生として働いていたのだが、強制送還になったという。
嘘の説明
我が家では、インターネットのプロバイダー契約をした際に、NTTでフレッツ光の契約をした。
電話もインターネット回線も、ひかり回線にしたのである。
しかし、ケーブルテレビ業者は、我が家は電話については光回線が入っていないと虚偽の説明をしたらしい。
再三、父親には「我が家は既に光電話になっている」と説明していたのであるが。。
どうやら騙されたらしい。
しかも、父親は膝が悪いので2階まで上がってくることは出来ない。
どのような工事だったかも把握していないのだ。
2階で業者が、おかしなことをしていても誰も気づかないという、恐ろしい状態だったのだが、バカな親父と認知症の母親は気にもしていない。
認知症の母親
私が父親に「騙されたのだ」と説明しても理解していないようである。
認知症の母親は「ここはお父さんの家だ」という。
光テレビも良く見えるなんて、ほざきやがる。
何も変わっていないというのに。。
お父さんの家ならば騙されても良いのか?
オレオレ詐欺に引っ掛かっても良いのか?
思えば、父親も毒親だったが母親は更に毒親だった。
特殊詐欺に引っかかるのは、こうした老人なのだということが良く分かった。
業者はどうやって家に上がり込んだのか?
ここで疑問が湧く。
このケーブルテレビ業者は、どうやって我が家に上がりこみ、高齢の親を騙したのか?
どうやって信用させたのか?
父親によると、認知症の母親が家のテレビの電線に洗濯ものを大量にぶら下げて、電線を引きちぎってしまったらしい。
それで、修理のためにケーブルテレビ業者を呼んだのが最初らしい。
その後、私の知らないところで人間関係を作り、契約まで持ち込んだらしい。
証券会社の営業マンが高齢者の家に上がりこみ、庭掃除などをして人間関係を作った後で、損をすることが分かり切っている金融商品を売りつける。
悪徳業者が老人を騙して200万円の羽毛布団を売りつける。
全て同じパターンであろう。
このケーブルテレビ業者に問い詰めても、「勘違いしていました」などと恍けるのであろう。
工事が終われば、こっちのものだと考えているはずである。
解約手続き
親が騙されてケーブルテレビの光電話を契約したので、解約手続きをしようと思ったのですが。。。
ケーブルテレビの解約手数料が3300円、NTT新規の申し込みに1万3千円かかるとのことであった。
カネはともかく、再度、工事が必要らしい。。
手続きが、かなり面倒な様子。。
腹が立つのでケーブルテレビは解約するつもりだったのですが。。
死んで欲しい 介護
介護に疲れた子供が親に死んで欲しいと願うことは珍しいことではないという。
気持ちは非常に良く分かる。
迷惑電話 ブロック
更に笑わせることに、このケーブルテレビ業者は「迷惑電話 自動ブロック」のパンフレットを置いていったのだという。
特殊詐欺対策らしい。
最初の2か月は無料で3か月目からは有料になるのだという。
父親は加入する気マンマンだった。
バカではないか?
また騙されているのだと叱りつけた。
迷惑電話は、おまえの会社だ!と突っ込みたくなる。
スピリチュアル的な意味は?
今回の出来事にスピリチュアル的な意味はあるのであろうか?
高齢の親の認知症など見たくないものを、また見てしまった気がする。
私の眼の病気は、こうした出来事の積み重ねで起きたのだろうか?