管理人のヒロです。今回は兵庫県のツキミさんの体験談です。
彼と知り合ったのは大学のサークル。サークル内のイベントの準備を何度か一緒にするうちに親しくなり、知り合って一年後くらいにラインで告白されました。私も気になっていたし、サークルの活動も落ち着いてなかなか会えない日々が続いていたのですぐにOKしました。
初めてのデートではちょっと遠出して海までドライブ。立ち寄ったお店では私に似合うという服を彼が選びプレゼントしてくれました。
付き合う前にも2人だけで遊んだことは何度もありましたが、付き合っているという関係があるとより特別な心地よい時間に感じました。
なにより嬉しかったのは堂々と手を繋いで歩けること!結構人気のある彼だったので自分が彼女だとはっきり感じることができてちょっと誇らしい気持ちでいました。
その後も水族館に行ったり、温泉に泊りがけで旅行したり。
たまにケンカすることもありましたが、彼は私の話をちゃんと聞いてくれて今後の解決策を一緒に考えてくれ、付き合う前に想像していた軽い遊んでいそうな印象は全くなくなりだんだんと誠実な人なんだと信頼できるようになりました。
そんな私たちに転機が訪れたのは、卒業・就職の時期でした。
元々出身地の異なる2人。同じ土地で就職するか離れるのか・・・離れてしまった場合このまま付き合うのか。
不安な気持ちを抱え何度も話し合いましたが結局答えはあやふやなまま。
結局別々の地に就職し、別れも決められないままとりあえず遠距離恋愛で頑張ってみようと離れました。
就職すると初めてのことだらけ、研修も多く互いに連絡の取れない日々が続きラインや電話も月に数回。
直接会えるのは数か月に1回という状態でした。
夏が過ぎた頃、久々に会えたその日、私は嬉しくて彼と手を繋ごうとしました。
いつもはしっかりと握り返してくれていた手、でもその日はさり気なく放され、結局一度も繋いで歩くことはできませんでした。
また話していても曖昧な返事が多く、ただ時間が過ぎるのを待っているようであまり楽しそうではありませんでした。
何かがおかしい。そう感じた私は、その夜彼の携帯を見てしまったのです。
そこには会社の同僚との楽しそうなラインでもやりとり。
しかも彼女はいないと言っているようで、前回私と会っていた時には男友達と遊びに来てる、今度は君と一緒に行きたいなというような内容が書かれていました。
もう目の前は真っ白。前回会っていた時からすでにこんなことを考えながら一緒にたのか、今回もいやいやながら仕方なく来たのか、
なんで私ときちんと別れてから彼女にアプローチしないのか、私はただのキープだったのか・・・
卒業後、すぐにラインも電話も少なくなったし、私から連絡してもあまり繋がらなかったのはそういうことだったのか・・・
いったい彼は何を考えて私との付き合いを続けていたのか・・・彼のことがわからない。
今まで過ごしてきた中で積み上げられてきた彼への信用が一気に崩れたのがわかりました。
今までの付き合いがすべて嘘や偽物になってしまったような、悲しみと疑問と悔しさと訳の分からない感情がごちゃごちゃになって、彼を起こすことも出来ず一晩中泣き続けました。
そして朝、何も話せないままホテルを出ました。
でも様子のおかしい私に彼も気づいているようでした。
口数の少ない私についにしびれを切らし、ちょっと不機嫌そうな彼が理由を聞くので,限界だった私は彼の様子がおかしいと感じていたこと、携帯を見てラインを読んでしまったことを全部話しました。
話をしているうちにだんだんと腹が立ってきて、勝手に携帯を見てしまったことは悪かったが、そもそも私の存在を否定していたのが許せない!と、あたふたしだした彼を残して猛ダッシュ!!
予定より早い電車に飛び乗り、しばらく電話もラインも無視し続け別れることを決心しました。